"北条義時が生まれた里「伊豆の国」の中世"を見てきました。
先週、伊豆の国市立中央図書館2階で開催されている
"北条義時が生まれた里「伊豆の国」の中世"
を、来年から始まるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」の予習も兼ねて行って来ました。
"中世"と謳っているのですが、入り口付近にはこれでもかと言わんばかりの大量の土器が陳列されていて、
「あれっ?
"中世"って書いてあったのに...、
あれれ?」
...と、思ったのですが、土器の展示の反対側に土器の模様がどのようにして作られていたかを模様を付けた道具と一緒に展示されていたので、改めて土器の素晴らしさが認識できてとても良かったです。
その先はちゃんと伊豆の国にある中世の史跡に関する展示になっており、特に興味深かったのは願成就院(がんじょうじゅいん)の背後にある守山(もりやま)の周りに点在する北条氏ゆかりの史跡の数々です。
運慶作の仏像とされ、歴史の教科書などにも出てくる阿彌陀如来坐像、不動明王像、毘沙門天像をはじめ数々の国宝を有する願成就院。
源頼朝の奥州藤原氏征討の戦勝を祈願して、北条政子の父、北条時政が建てたというこのお寺には以前伺った事があるのですが、その周りにも沢山の歴史的な史跡がある事を今回の展示で知りました。
北条政子産湯の井戸。
頼朝との悲恋の末に眞珠ヶ淵(しんじゅがぶち)に身を投げた八重姫の偲んで建てられた静堂がある眞珠院。
北条邸跡とされる円成寺跡。
などなど。
まだまだ見ていない史跡を知る事が出来て、とても有意義な展示でした。
ただ、最も驚いたのは、来場した際に頂いた小冊子でした。
この小冊子がとてもよく出来ていて、
「これがあれば展示を見なくても良かったのでは?」
と、思えるほど展示内容がしっかりとまとめられていました。
伊豆の国市の中央図書館に行ける人は、是非ゲットする事をオススメ致します。
追記:
この展示では、期間中にミニ講座というものをやるそうなのですが、この講座に参加できるのは伊豆の国市民の方だけだそうです。
羨ましい!!