親戚か?! 陣屋 清水町 2025年9月

このお店は本当に良かった...。
今思い出しても笑顔になってしまう。
これから書くのは、なんてことない
"町の定食屋さん"
で体験した出来事です。
史上最高の暑さだった今年の夏。
その残暑が残る9月の夕方、珍しく夕食を外で食べる事にしました。
今まで行ったことのないお店に行きたいなぁ〜とGooglemapで探していると、清水町にある小さな定食屋"陣屋"さんが目に止まり、そこに行ってみる事に。
実はずっと前からお店の存在は存じ上げていたのですが、見る限り駐車場が狭い...。
(普通車2台ぐらいしか停められない感じ)
そのため今まで敬遠しておりました。
...が、先人たちの口コミがすこぶる良いので、意を決して来店。
どうにかこうにか駐車場に車を停め店内へ。
綺麗な店内は、表に暖簾も掛かっており、明かりも付いているのに誰もいない。
カミさんがお店の奥の方まで行って大きな声で「すいませ〜ん!」と声をかけると、ようやく奥から女将さん登場。
「ごめんね〜、巨人戦始まっちゃったもんで、ちょっと見てたの〜。巨人ファン?」
ちょっと志村けんのコントを彷彿とさせるような登場にクスッとしながら
「あっ、お楽しみのところすいません。お店、やってますか?」
と尋ねると、
「もちろん!ご注文はお決まりですか?」
という返答。
初来店なので決まっていない旨を伝えると、決まるまで店奥のテーブルで待っていて下さいました。
その後、私がミックスフライ定食、カミさんがオムライスを注文。
女将さんは厨房に入り調理開始。
料理が出てくるまでの間、壁に貼ってあるメニューを見ると、昨今の物価高を忘れてしまうような安さ。
私が頼んだミックスフライ定食は950円、カミさんが頼んだオムライスは750円。
そして出てきたお料理がこちら。

野菜高騰の現在、野菜をこんなに乗せていいのかという程のボリューム。
メインのお皿にはエビフライ三本とアジフライにキャベツの千切り、きゅうりの薄切り、ポテサラが乗っており、更に別皿でサラダが付いています。
さらにこれに冷奴を付けてくださいました。
(定食には必ず小鉢をサービスで付けていらっしゃるそうです。)
そして愛らしく感じてしまったのが、テーブルの横に置かれたソースやドレッシングたち。
昔、親戚の家でご飯をご馳走になった時に「好きなのかけてねー」と言ってこんな感じでソースやドレッシングをたくさん出してもらった時のことを思い出し、ここでもクスッとしてしまいました。
さらに配膳後、女将さん奥に引っ込みました。
もちろん巨人戦を見に。
店内は私達夫婦二人だけ。
いや、我々を信用してくれてるって事なんですかね?
「この人たちなら食い逃げしないでしょう」認定を受けたと思い、食事を進めます。
すると、しばらくして再度女将さん登場。
「ご飯足りる?もう少し食べれる?実は少しご飯が残ってて...。どうせ余らせても捨てるだけだからよかったら食べて。」
と言って出されたのが、レンジでチンするご飯が三分の一ほど入ったパック。
"いや、ご飯レンチンだったんか〜い!って言うか女将さんちょっとは隠して!!"
と、心の中で思いながらご好意をありがたく頂きました。
すると、食後にはコーヒーのセルフサービスもある事を聞かされ、店内を見回すと、一番奥のテーブルにポットとティーカップとゴールドブレンドの瓶が置いてあるのが見えました。

その光景を見てまたひと笑い。
「もはや親戚の家じゃん」
そんな事を思いながら、お腹と心がいっぱいになったところで、お店を後にしました。
お客さんをもてなそうとする気持ち、そしてそれを自然体でこなす女将さんの姿がとても素敵で、絶対にまた行きたいと思いました。
文句無く「教えたいけど教えたくないお店」認定です!


