沼津で最も古い建造物のひとつ、禅長寺頼政堂に行った時の話2022年2月
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のブームに乗って、近隣の旧跡を色々と訪ねているのですが、その中でもなかなかマニアックな場所、沼津市西浦にある禅長寺に行ってきた時のお話です。
2022年2月、寒さがまだ厳しい頃でした。
県道17号沼津土肥線を沼津から南下し、木負(きしょう)のあたりから南下して山の方へ2kmほど登ったところに禅長寺はありました。
ここでのお目当ては、沼津で最も古い建造物のひとつとされる"頼政堂"を見ることです。
ちなみに、源頼政(みなもとのよりまさ)はwikiでは次のように解説されています。
保元の乱と平治の乱で勝者の側に属し、戦後は平氏政権下で源氏の長老として中央政界に留まった。平清盛から信頼され推挙により、晩年には武士としては破格の従三位に昇り公卿に列した。しかし、平家の専横に不満が高まる中で、後白河法皇の皇子である以仁王と結んで挙兵を計画し、諸国の源氏に平家打倒の令旨を伝えた。計画が露見して準備不足のまま挙兵を余儀なくされ、そのまま平家の追討を受けて宇治びょうとの戦いに敗れ自害した(以仁王の挙兵)。
ウィキペディア「源頼政」のページより
「鎌倉殿の13人」では品川徹さんが演じておられた人です。
(3話あたりで討死されましたので、覚えている方は少ないかも...。)
この頼政公を祀っているのが、禅長寺の頼政堂です。
現在のお堂の前には次の様な解説がありました。
なるほど。
建て替えられた頃から考えても、いまから300年も前の建物になるわけですね。
すごく歴史ある建物なのですが、丸窓がかわいらしく印象的でした。
中に鎮座していた阿弥陀様や頼政像、菖蒲御前(あやめごぜん)像は、年月を感じさせる趣き深い佇まいです。
何より不思議だったのは"床"です。
伊豆石が敷き詰められた床は、まるで中国のお寺の様な印象です。
社殿内をご覧になりたい方は、是非一度沼津増長寺さんへお越し下さい。