火雷神社(からいじんじゃ)に行って来ました。2021年8月

近くにあるのに、なかなか行く機会の無かった函南町田代にある火雷神社(からいじんじゃ)に行って来ました。

到着すると、神社の駐車場らしきものがなかったので、鳥居脇のところに車を停め、鳥居の前に行ってみると、何やらおかしな事に気付きました。

鳥居正面から撮影

「あれっ?

階段が二つある?

それにこの鳥居、変な方向にあるなぁ...。」

そう思いながら、ちょっとお社の正面と思しき方に行ってみると、なんだか不思議な光景が広がります。

山道正面から撮影

「ん?

なんだこれ?

鳥居...だったのかな?

でも、なんでこんなに階段の位置からズレてるんだ?

普通鳥居って参道から真っ直ぐのところに建てないか?

どういうことなんだ?」

そして、その左側には謎のイラストが...。

「えっ?

なにこれ?

どういうこと?

鳥居と参道...だよね?

断層線ってなに?」

この時点でまだピンと来なかったのですが、参道の右側に大きな解説板があったので、そちらをサラリと読んでみたところ、思わず大きな声をあげてしまいました。

火雷神社の解説板

「え~!

これって地震で断層がズレた跡なの?!

じゃあ、やっぱりこの鳥居って参道の真正面にあったんだ!!

それが一回の地震でこんなにズレたの?」

詳しく解説板を読んでみると、この火雷神社の参道のズレは、昭和5年(1930年)11月26日に発生した北伊豆地震によって出来たものだそうで、地震の大きさはマグニチュード7.3、震度は6の直下型地震だったそうです。

丹那断層は過去700年から1000年の周期で活動している活断層だそうで、その活動の痕跡が確認できる貴重な場所として、この火雷神社は町の天然記念物に指定されているそうです。

参道上から見ると、ズレがより際立ちます

自然の凄さを身近に感じることができる貴重な場所だと思うので、皆さん是非一度足を運んでみてください。

追伸

社殿はとってもシンプルでした。

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