翁の頭に蛇の身体の"宇賀弁才天" 伊豆の国市光照寺
"頼家病相の面"を寺宝に持つ伊豆の国市のお寺、光照寺さんでもう一つ面白いものを見てきました。
それが写真にある"宇賀弁才天"です。
頭はおじいさん、体はとぐろを巻いた蛇というなんとも不思議な形のものなのですが、和尚さんにお話を伺うと、
「これは宇賀神や弁才天と言われるものです。」
とのこと。
...どういうこと?
それから考えるとこの姿は、真逆どころかとんでもない方向に向かっている気がします。
弁才天って七福神の紅一点の人じゃないの?
そこで、帰宅後Wikipediaで調べてみると、以下のように書かれていました。
(前略)日本神話に登場する宇迦之御魂神(うかのみたま)に由来するものと一般的には考えられている(仏教語で「財施」を意味する「宇迦耶(うがや)」に由来するという説もある)。その姿は、人頭蛇身で蜷局(とぐろ)を巻く形で表され、頭部も老翁や女性であったりと諸説あり一様ではない。(中略)この蛇神は比叡山・延暦寺(天台宗)の教学に取り入れられ、仏教の神(天)である弁才天と習合あるいは合体したとされ、この合一神は、宇賀弁才天とも呼ばれる。
Wikipedia「宇賀神」より抜粋
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/宇賀神
なんと、日本神話の神様と仏教の弁才天が合体した合一神なんだそうです!
そんなものがあるなんて...。
色んなものを見てみるものですね。
世の中知らないことがまだまだたくさんあるようです。
でもこの神様、最初見た時、個人的には
「"千と千尋の神隠し"で出てきたお腐れ様に似ているなぁ」
って思いました。
みなさんはいかがですか?